街頭宣伝関連

区議会通過を目指して

品川区の有権者の皆さま、こちらは羽田新ルートの賛否を問う区民投票を成功させる会です。113日までの一か月間に行った区民投票条例を求めるための署名は、法定数の約3.4倍、23,098筆に達しました。ご協力/ご賛同をいただいた皆様に改めて御礼を申し上げます。この結果、選挙管理委員会の審査を経て区長が条例案を区議会へ上程し、いよいよ12月下旬ごろに想定される区議会での審議が最大の注目ポイントになりました。ここで過半数の賛成を得ると、いよいよ区民投票が実現する運びとなります。

そのため、今後は有権者の皆様にも区議会の動きに大いに関心を持っていただくとともに、区民投票の必要の声を暮らしの中の様々な場で発言/発信していただくことを強くお願いいたします。そのことが直接あるいは間接的に議員へ届くことで、多くの区議会議員の賛成、すなわち条例成立につながると確信するからです。

 

国土交通省は品川区民の考えを聞かずに一方的に新ルートを決定して運用しています。コロナ禍で大幅な減便が続き、航空会社の倒産や解雇も相次ぎ、国際的な業界団体の見解でも抜本回復は早くて4年はかかる見通しです。このように増便の理由が消失している現在も、千葉を含めた首都圏の騒音シェアが必要だとして当面の新ルート運用停止要請すら全く聞こうとしません。また国主導で固定化させない検討会を立ち上げはしましたが、残念ながら品川区上空通過のルートが変わるような前提には立っていないことがはっきりしています。さらに騒音対策のためと称して導入された3.45度の急降下角進入は、航空会社自らが安全面から途中から3.0度に変更する異例の進入方式が一般化し、角度変更時にかえって騒音を増すという皮肉な結果すら生んでいます。

一方、品川区議会は過去二度に渡って全会一致で新ルートの見直しを求めてきました。 また品川区長は国の責任でやるべきだと言いながらも、騒音対策や固定化させない要望を国に求めています。しかし残念ながら区長や区議会の働きかけも、国の新ルート政策の見直しに現時点で大きなインパクトを与えるには至っていません。

 

そこで今、品川区の自治体運営を構成する「区長と議会の二元代表制を補完する仕組みとしての区民投票」を実現して、区民の直接の意志を示すことが重要な意味を持つことになります。なぜならその結果が区長や議会の動きに沿う新ルート反対・見直しになるならば強い後押しとなって、今後は自信を持って強力に国と向き合う事ができ、事態の展開に大きく道を開く可能性が出てくるからです。逆に、もし民意が羽田新ルートを受け容れるとなれば、区長も議会も見直し方針自体を再検討することになります。結果がいずれであっても区民投票が実現することで、品川区にとっての羽田新ルート論議が現状から新たなステージに進む事が出来るのです。

 

是非有権者の皆様のご理解いただき、重ねて区民投票実現への賛同を広く呼び掛けます。どうぞよろしくお願いいたします。(ご清聴)ありがとうございました。